グレード格付けについて
やっとというか、JRAは来年からの国際競走におけるグレード格付けを「日本グレード格付け管理委員会」という専門委員会において決定すると発表しました。
簡単にいうと、G1、G2、G3については、出走馬やレースのレーティングを参考にして、重賞の格付けを実勢のあったものにするということです。つまり、悪いレース内容が続けば、重賞の格付けが下がってしまう場合もあるということです、たぶん。
ただ、これでも、まだまだ中途半端のような気がします・・・。
格付けについては、以前書いた記事があり、今でも基本的な考えは変わっていません。今回の格付け方法の変更で、希望していたものに近づいたことは確かなんですが、今回はいわゆる国際競走といわれる「G」のつく重賞レースのみとなっています。
できれば、「Jpn」についても、格付け管理委員会を導入してもらって、バシバシ格付けしてほしかったのですが・・・。これによって、「G」と比べて、いよいよ「Jpn」が、いかにも意味のない重賞競走になってしまうのかな、そんな気がします。
そもそも、今回の発表の中でJRAは明言していないのですが、格付けが下がった場合、賞金額が下がってしまうのでしょうか、格付けが上れば、賞金は上るのでしょうか。そこらへんが気になります。また、G3レベルもない重賞競走は、重賞が外れてしまう!?
ここらへんは今後の展開を見ていきたいですね。
個人的な意見ですが、「グレードの格付け」と「賞金」はそれぞれ別に考えるべきなのかなと思います。先に言ったように「グレードの格付け」はレースの実勢にあわせて格付けし、レースの賞金については、主催者であるJRAが、レース体系やスケジュールをこうしたいという主催者の施策に基づいて設定すればいいと思うんです。
例えば、JRAが今後短距離レースを充実させていきたいと思うのなら、短距離のG3でもG2並の賞金に設定すれば、強い馬も集まるし、レーティングも上がる、そして格付けも上がっていく。また、格付けが下がった重賞でも、賞金は変えずに下支えして、格付け回復に努めるとか、そういった形でJRAは絡んでいけるのかなと。
最後に、やはり少し重賞レースは増えすぎてしまったのかなというのが実感です。それだけに重賞勝ちという価値、重賞2着、3着という価値が、なくなってきているとまでは言いませんが、確実に下がっているような気がします。
その中で、どうやって重賞の価値を守るか、考えるときが来たのかもしれませんね。紳士服店の何度もある閉店セールのような、無意味なものにならないように、ですね。
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