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これがフィナーレ、お別れです。

ギャロップを読んでいたら、ふとこんな広告が目を引いた。ご存知の方もいると思いますが、アラブの最後の全国交流競走、タマツバキ記念が10日に福山競馬場で行われます。最近の競馬ファンの方はあまり知らないと思いますが、サラブレットと同様に競馬に使われる競走馬の種類としてアラブ種が昔からありました。自分が若い頃は「アラブってアラブレット?」なんてネタもあったような気がします。若い頃といっても中央競馬でアラブ競走が廃止になったのは平成7年くらいで、その頃までは重賞レースも含め中央競馬でアラブ競走があったんですよね。そう、それがセイユウ記念とタマツバキ記念です。

中央競馬でアラブ競走が廃止になったため、重賞であったセイユウ記念とタマツバキ記念は地方競馬に移譲され、持ち回りの開催となり、最近は福山競馬場での開催となっていました。最後までアラブのみのレースを行っていた福山競馬も、折からのアラブ生産の減少から平成17年にサラブレット競走の導入を決めると、アラブだけでのレースを編成すること自体難しくなってきているようで、そういった現状の中でアラブ限定の重賞競走であるタマツバキ記念が最後を迎えることになったようです。

そもそもアラブとは馬の種類でサラブレットよりは小柄なのですが、いろんな環境への対応力があり、そういった意味で軍用馬として日本に導入された経緯があります。日本でいうアラブは正確にはアングロアラブと呼ばれ、フランスでアラブとサラブレットを掛け合わせて作られたと言われています。ですから、アラブといえば純血のアラブを指し、アラブの王様から皇族に送られるくらいでないと目にすることができないくらい貴重なもののようです。

サラブレットはアラブを元に掛け合わせて作られたと言われており、三大始祖のダーレーアラビアンは純血のアラブだったとの記録もあるそうです。アラブはサラブレットの先祖だとすれば、その境界は?と言われると難しいのですが、今はいずれも全く別の品種の馬として扱われています。ただ競馬の世界ではサラブレットとアラブが交配されることも珍しくなく、明確に分けるという意味でアラブ血量が25%以上あるものをアングロアラブ、それ未満の血量のものはサラブレット系種(サラ系)と呼ばれています。

なんでもそうなんですが、歴史の終わりというのいつも淋しいです。ただ、この広告にも書いてあったのですが、アラブ自体がいなくなるわけではなく、今後はサラブレットと走ることになると思われます。勝ち目のないレースかもしれませんが、だからといって他に道はない。本当に頑張って欲しいです。

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